大気汚染で年間300万人もの死者が出ている?

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毎年、この時期になると話題に上がるPM2.5。焼却炉のばい煙や自動車の排気ガスなどが大気中で光やオゾンと反応してできる微小粒子状物質のことで、ぜんそくや気管支炎など呼吸器系や循環器系の病気リスクを高めると言われています。

 

中国で大量発生したものが日本へ飛来するため、ニュースでは中国の大気汚染がよく取り上げられますが、他にも深刻な国がたくさんあります。

 

20166月に世界保健機関(WHO)が発表した世界の大気汚染レポートによると、最も深刻なのはナイジェリアのオニチャ。「PM2.5は正常な範囲内だが、PM10WHO基準の30倍。北京の2倍近く、ロンドンの30倍近くに当たる」と報じられています。

 

PM10とは、大気中に浮遊する微粒子のうち、粒子径が10μm以下のもの。オニチャは石油などを大量消費する産業が経済の中心で、貨物船が頻繁に来航したり、自動車には質の悪いガソリンを使っていることが原因と考えられています。ワーストランキングは以下の通り。

 

1.ナイジェリア/オニチャ
2.パキスタン/ペシャワール
3.イラン/ザボール
4.パキスタン/ラウルピンディ
5.ナイジェリア/カドナ
6.ナイジェリア/アバ
7.サウジアラビア/リャド
8.サウジアラビア/アルジャバリ
9.アフガニスタン/マザレシャリフ
9.インド/ガリアー
10.インド/アラヘバッド

 

さらに国として深刻なのがインドです。大気汚染が最もひどい30都市のうち16都市がインドにあり、大気汚染で年間死者約110万人とも言われています。

 

大気汚染は、心臓発作、心臓疾患、呼吸困難などのリスクを上げ、世界中で大気汚染が原因の年間死者数は300万人と言われていますが、その1/3がインドということになります。

 

さらに世界の都市人口のうち80%がひどい大気汚染の中にあるという発表も。フロンの使用などが原因でオゾン層の穴が広がっていることが問題視され、1987年にオゾン層を破壊する物質を規制するモントリオール議定書が締結。さらに地球温暖化防止のため、1997年には先進国における温室効果ガスの一種である二酸化炭素、メタンなどの削減率を決めた京都議定書が締結。

 

これらの取り組みが功を奏したのか、南極大陸のオゾン層の穴が狭まっていると2016年に研究者たちが発表し、このままでいけば2050年には塞がるという見通しを立てています。

 

そんな明るい話題がある一方で、発展途上国の公害問題はさらに深刻化しそう。これまでは先進国での取り組みでしたが、これからは発展途上国の公害問題へも取り組む新たな段階へ来ていると言えます。

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  • 2019.03.27 Wednesday

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