ファンたちの投資で実現した伝説のゲーム開発

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何かを成し遂げたいと思ったら、知恵と勇気の他にお金もかかります。お金を集めるには、自分でコツコツ貯めるか、いかに魅力的な事業家を伝え投資を呼びかけるなどの方法があります。そんなにうまくいくはずない…と思いきや。1時間で約1億円を集めた実例があります。「最も短時間で100万ドルを集めたビデオゲーム」としてギネス認定された「シェンムー3」です。

 

シェンムーとは、セガが開発したコンピューターゲームのシリーズ。80年代の横須賀を再現した街を舞台に、主人公が青銅鏡をめぐり活躍するオープンワールドアドベンチャー。1999年の発売当時、リアルな街並みや駄菓子のひとつひとつを手に取って見られるほど細部まで作り込まれた映像は画期的で、NHKで特集が組まれたり、スピルバーグ監督から絶賛されるなど高評価を得ていました。

 

しかし、20019月に発売された「シェンムー2」と合わせると2作合計で90億円以上という莫大な製作費。これにに対し売上は40億円以上の赤字と予測され、媒体だったドリームキャストもセガのサービスが終了したため、物語は未完のまま停止状態になっていました。

 

ところが2015615日、「シェンムー2」発売から14年の沈黙を破り「シェンムー3」の製作が電撃発表されたのです。同時に、開発資を集めるためのクラウドファンディングスタート。ここに続編を熱望していたファンたちが殺到しました。なんと、1時間44分で100万ドル(約1億円)が集まり、当初の目標金額200万ドルを8時間43分で超え、718日の募集終了時には最終的に6333296ドル(約78000万円)に達したのです。

 

同ゲームクリエイターの鈴木裕さんは次のように語っています。「すべての仕事は、新しいことへの挑戦でした。想像を超える世界、まだ存在していないゲームをつくろうという気持ちが、過去の名作をつくる原点だったと考えています。そして心から嬉しかったのが、『シェンムー3』のリリースを心待ちにしてくれていたファンが世界中に沢山いてくれたという事実です」。

 

まだ世にないものを届けたいという想いが作品に反映され、多くの人の心を動かし、開発中止の憂き目を乗り越えることができたんですね。このソフトは201712月にPCPlayStation4向けに発売予定とのこと。多くの投資を得たということは、それだけ期待値も高まるということ。自らハードルを上げて立ち向かうとも言える今回のリリース。どんな世界観を見せてくれるのか期待しましょう。

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  • 2018.09.15 Saturday

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